
「50代離婚後の家計と暮らし」にお越しいただきありがとうございます。
このブログは、50代専業主婦が夫の不倫で熟年離婚した体験談と情報をまとめたものになります。
20代、30代の若い世代の離婚と違い、人生の折り返し地点を過ぎ、子どもたちもある程度成長し、結婚生活にも夫婦関係にも惰性と諦めを感じていたころに起こった衝撃的な出来事でした。
- 50代になって今さら離婚?
- これからの生活はどうなるの?
- 子どもたちにはなんて言うの?
- 老後の生活はどうするの?
50代で離婚を考えたとき、一瞬でいろいろな不安が頭をよぎりました。
夫が不倫していることはうすうす感じていたけど、離婚するのが得なのか?損なのか?離婚するのは「今」なのか?経済的な不安と心の安らぎ、どちらを優先するべきなのか?
ひとりで悩んで、考えて、出した答えが「50代・専業主婦の熟年離婚」でした。
そして今、思うことは・・・

50代で離婚したけど、想像してたより、かなり幸せ
私とブログの紹介
自己紹介

奈波なみ(ななみなみ)
1966年生まれの55歳
子ども3人(2人は独立し、末っ子と同居中)
仕事は、ビジホ(客室清掃)の正社員
50代のセカンドシングル(離婚後独身者)生活を満喫中
ブログ紹介
このブログの内容はおおまかに2つ。
- 50代専業主婦が、夫の不倫で熟年離婚した体験談と情報
- 50代専業主婦が、離婚後どんな生活をしているのか?
50代、専業主婦で離婚を考えている方、離婚した後どんな生活をしているのかが気になる方に読んでもらって、少しでも役に立てたらうれしいです。

私が50代で離婚の危機に立たされていた時に、知りたかった情報はネットにありませんでした。あの頃の私と同じ思いをしている人に届けられるよう、私の経験を記録しています。
50代離婚の理由と経緯

50代で離婚することになった理由とその経緯をまとめました。
離婚の理由
簡単に言うと「夫の不倫」です。
夫が不倫するのは今回が初めてではなく常習犯です。
夫に対してはもう諦めていたので、「たび重なる夫の不倫に嫌気がさして離婚?」ってことではなく、不倫している夫自身が不倫相手と一緒になりたくて家庭を捨てたということです。
正直、夫からの離婚の申し出にはかなり驚きました。
もちろん、夫が離婚を言い出した時には、自分が不倫していることは隠してましたし、結局最後まで認めることはありませんでした。
離婚の経緯
- 夫からの離婚宣告
- 夫が家を出る(別居生活開始)
- 弁護士に離婚相談
- 離婚の公正証書作成
- 不貞行為・慰謝料請求の手続きを弁護士に正式依頼
- 離婚届け提出
- 離婚成立後、不倫相手に不倫行為の慰謝料請求
- 不倫相手から慰謝料の振込完了
夫からの離婚宣告から夫が家を出るまでの期間は1ヶ月。別居生活は1年。不倫相手から慰謝料の振込完了までは約2年かかりました。
でもこの期間にやったことはこれだけではありません。
- 不倫の証拠集め
- 依頼する弁護士探し
- 在宅介護中の親の世話と介護施設探し
- 自分の仕事を探して就職
- 離婚に関する手続き各種
ある程度納得のいく離婚をして、生活が落ち着くまでは、想像していたより何倍も時間がかかりました。
不倫の証拠探し=夫の不貞行為を直視するってことなので、私についていた嘘があらわになり、裏切られた悔しさやみじめさで、心が擦り切れそうになりました。
でも、ここで諦めたり、中途半端な状態で終わらせたりしたら、離婚してから絶対後悔すると思って、自分なりに納得できる離婚をするために突き進みました。
同時に親の体調が悪くなり入院、自宅に戻れないほど悪化したので、急遽介護施設を探すことになり、こちらもまた大変でした。
熟年離婚後の家計と暮らし

50代離婚後の家計
夫が家を出て行ったので、夫名義の戸建てにそのまま住んでいるので住居費0円。養育費あり。家とお金に関することはすべて公正証書をつくってあります。
不倫相手には弁護士を通して不貞行為の慰謝料請求をし、離婚成立8か月後に振込完了。
金銭的なトラブルが原因の離婚ではなかったし、夫が早く離婚成立させたくてうずうずしていたので、私の希望はある程度通すことができました。

子3人いますが、2人は成人+独立してます。同居してるのは10代の末っ子ひとり。私は学歴・資格・キャリアなし。あるのは体力と運転免許のみ。
- 仕事は何をしているの?
- 別居中にみつけたビジホの客室清掃パートをずっと続けていて、現在は正社員になりました。途中の1年半は、高齢者向け弁当の宅配パートとのダブルワークをしていました。
- 月収はどのくらい?
- 手取り21万~25万くらい(残業代含む)。正社員なのでボーナスもでます。
- ローンはある?
- ありません。昨年軽自動車を買いましたが楽天カードで一括払いしました。
- 生活費はどのくらいかかる?
- 住居費はかからないので、食費+光熱費などもろもろあわせて10万円で暮らしたいのですが、今のところ達成できず。子どもの教育費は生活費に含まず。
- 貯金ある?
- 老後資金には全く足りないけど少しづつ貯めています。
50代離婚後の暮らし
50代で離婚を考えたとき、一番最初に思い浮かぶのはやはり経済的不安。そして一人になるという不安。不倫常習犯でも、経済的に、精神的に、世間的に、居ると居ないとでは違うんじゃないか?そう思ってました。
確かに、居ると居ないとでは雲泥の差がありました。
- 家庭内から「嘘」が消え、疑う必要がなくなった
- 不倫してる人は基本嘘つき。何が本当で何が嘘か夫の言動をいつも疑ってた。最初は愛情からであり、最終的には自分が騙されて傷つかないための防御でもあった。疑う生活は疲れる。嘘がない生活はそれだけで気持ちがラクになるとわかった。
- ストレスがなくなり、家がきれいになった
- 夫のにおいが嫌いだった。体臭、タバコ臭、酒臭、とにかく臭かった。
どんなにきれいにしても、どうせまた夫が汚す、またくさくする、そう思ったら何もかもやる気がでなかったが、もう夫は帰ってこないんだと思ったら、勝手に体が動き家がきれいになった。 - 酒とタバコ代0円、ガソリン・保険・光熱費が激減した
- 無趣味で食事にも文句を言わず、おしゃれもせず、賭け事も借金もしない夫。一見お金がかからない人に思えるけど、実はめっちゃ使っていた。夫が居ないとお金がかからないことがわかった。

日々小さなストレスが積み重なり、息をするのも苦しいくらいの毎日でしたが、離婚したら「ため息と独り言」がなくなり、息をするのがめっちゃラクになりました。
結局、離婚してから今まで何の不安も感じていません。
経済的にも、精神的にも、世間的にも、居なくても大丈夫ということがわかりました。一人になったけどぜんぜん寂しくありません。むしろスッキリ。
50代で離婚するメリット・デメリット

50代で離婚するメリット
- 子どもが成長しているので離婚と子育ての両立の悩みが少ない
- 残りの人生をストレスフリーで過ごせる
離婚なんてしないにこしたことはないけど、もしも50代で離婚するメリットがあるとすれば、子どもがある程度成長していることではないでしょうか。
当時長男はすでに成人していて社会人、次男は19歳専門学生。末っ子だけ年が離れていたので小学5年生でした。
夫が家を出たことでだいたい事情は察してくれたし、末っ子のフォローもしてくれました。運動会や旅行もしっかりお父さんの代わりをこなしてくれ、就職してからは家に生活費も入れてくれました。
私の場合、末っ子が成人するまでもう少し子育て期間がありますが、それでもほとんど手がかからない年頃なので、離婚と子育ての両立みたいな悩みはありませんでした。
50代で離婚するデメリット
- 老後の生活で子どもたちに迷惑をかけないか
- いつまで働き続けるのかという経済的不安
今はあまり感じていないのですが、これから先不安になるのかな?と思うことは、子どもたちが結婚する時に結婚式に父親がいないこととか、病気になった時や老後の生活で子どもたちに迷惑をかけないかな?ということです。
あとはずっと働き続けるのかなぁ?という経済的不安です。
50代離婚のデメリットを解消するには、日々健康に気を付けて、働けるうちにバリバリ働いてお金を貯める!ってことですね。
でも結婚していたときよりもストレスがなく、毎日楽しく、充実しているので、今のところメリットしか感じてないです。